こんにちは!
今日は、宮部みゆきさんの時代小説〈完本〉初ものがたりのお話です。
初ものがたりは、回向院の茂七親分が手下の権三、糸吉とともに初ものが絡んだ事件を解決していく全9作の連作短編集です。
茂七親分
この作品は、回向院の茂七親分という人情味のある岡っ引きがどっしりとかまえた捕物帖です。
茂七親分は、間違いのない人柄だし締まるんだよなぁというキャラで、安心感があって良いんですよね!
食べ物が美味しそう!
それと、この作品、登場する食べ物が美味しそうで!
謎の稲荷寿司屋の親父があれこれ出してくれたりするのですが、それが楽しいですし、宮部さんの食べ物の描写もとてもうまくて、あぁ、本当に美味しそうだなーってなります。
稲荷寿司屋は、茂七親分のヒントになったり、存在が効いてるなと思いました。
あ!そういえば、これはちなみになんですけど、この稲荷寿司屋の親父、最後まで正体不明のままだったんですよ。
なかなか、半端ない正体の不明具合だったんですけど、近年刊行されたきたきた捕物帖でこの親父のことが、まぁ結局のとこよくわからないながらも、ちょっとだけわかったこともあるんですよね。
最後に
しみじみ落ち着いた雰囲気の捕物帖で、ゆっくり楽しめる作品でした。
それでは!
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