こんにちは!
今回は、ドラマ化に映画化もされた東野圭吾さんの人気シリーズ!
天才物理学者湯川学が難事件を解いていくガリレオシリーズの現在刊行されている10作品を一覧にしてご紹介したいなと思います!
作品一覧
探偵ガリレオ
収録作品 「燃える」「転写る」「壊死る」「爆ぜる」「離脱る」
道路の道端で、突然局所的な火災が起きた。
被害者は若者が5人。うち1人は死亡。
焼け跡からポリタンクと思われるものが見つかり、そこに入れてあったガソリンが何らかの弾みで燃え出したと考えられるが、なぜそこにあったのかも不明、若者たちも知らないし自分たちが火をつけたのではないと主張している。
そして、少年の1人は、友人の頭が突然燃え出したと語る「燃える」など5編を収録した短編集。
さくっと読める第一短編集です。
予知夢
収録作品「夢想る」「霊視る」「騒霊ぐ」「絞殺る」「予知る」
ある男が、少女の部屋に侵入しようとした。しかし、母親に見つかり男は逃げ出すが、間もなく逮捕される。
男は自供もしていて、証拠もあった、ただ一つなぜあの娘を狙ったのかという動機が問題だった。
犯人は、小学生の頃将来結婚する女の子の夢を見た、その女の子の名前はモリサキレミという作文を残していた。
その名前は少女と同じ。
子供の頃に、夢で見た名前の女性に17年後巡り合う偶然はあるのか? 「夢想る」など5編を収録。
こちらもさくっと読める第二短編集です。
容疑者Xの献身
弁当屋で働く靖子の元に離婚した元夫がやって来る。
しつこくお金をたかりにくる元夫を、花岡母子は殺害してしまう。
そんな時、隣人で高校教師の石神が現れ、二人の手伝いをするという。
初の長編です。
ガリレオシリーズで、というか東野さんの作品の中でもトップクラスの知名度と人気を誇る作品なのではないかなと思います。
私もガリレオシリーズでは、一番好きですし、東野さんの作品の中でも2番目に好きです。
とりあえずガリレオシリーズ1冊読んでみたいという方は、この作品を読んでみるといいのではないかな?と思います。
ガリレオの苦悩
収録作品「落下る」「操縦る」「密室る」「指標す」「攪乱す」
マンションの一室から女性が転落した。
他殺の疑いが出る中、内海は、ある男を一番の容疑者と考えていた。
しかし男は、女性が落ちるところを見ていた上に、その証人までいた。「落下る」など5編を収録した短編集。
ドラマでは最初からいますが、小説ではここで初めて内海薫が登場します。
聖女の救済
子供を持てないのなら、結婚生活自体に意味がない。
パッチワーク作家の綾音は夫から別れを告げられていた。
その夫が自宅で毒殺される。
内海は妻綾音を疑うが、綾音にはアリバイがあった。
トリックが肝の作品です。
思いもよらないトリックが凄いです。
ちなみに、容疑者に草薙が特別な感情を持ってしまうという作品でもあります。
真夏の方程式
玻璃ヶ浦の緑岩荘に宿泊客が、海岸の岩場で亡くなっていた。
宿泊客は、元刑事で彼を知る多々良管理官は、単なる転落死ではないと考え、草薙に独自の捜査をするよう命じる。
なぜ、自分なのか疑問を覚える草薙だったが、それは他の宿泊客に湯川の名前があったからだった。
長編です。
湯川先生と少年との交流が素敵な作品です。
虚像の道化師
収録作品「幻惑す」「透視す」「心聴る」「曲球る」「念派る」「偽装う」「演技る」
宗教法人「クアイの会」から、信者が建物から飛び降りたという知らせが警視庁に入る。
信者は病院で死亡が確認され、所轄の捜査員がその場にいた関係者から話を聞くことになった。
しかし、最初に聞いた教祖の連崎至光が、落としたのは自分で、しかも念力を使ったと主張しているというのだ「幻惑す」など7編を収録した短編集。
読み応えありの短編集です。
禁断の魔術
湯川の高校の後輩古芝伸吾は、帝都大に合格し、湯川に会いに来た帰り、警察から姉が亡くなったことを知らされる。
これはちなみになんですけど、文庫版禁断の魔術は、単行本版に収録されていた中編「猛射つ」を加筆して長編としたとのことです。
(単行本版禁断の魔術に収録されていた「透視す」「曲球る」「念波る」は文庫版の虚像の道化師に収録)
私、単行本版、文庫版、両方読んでいて、なんか文庫版読んだ時に、これ短編集じゃなかったっけ??って違和感があったんですけど、そういうことかぁってなりました。
沈黙のパレード
ゴミ屋敷から人間の遺体らしきものが見つかった。一方は、持ち主の老女で、一方は失踪した食堂の看板娘だった。
ゴミ屋敷の持ち主には全く身寄りがない訳ではなく、息子が一人いた。
その男は、少女殺害事件で無罪になったことのある男だった。
草薙たちは男の逮捕に踏み切るが、今回の事件でも証拠不十分で釈放されてしまう。
長編です。
私は、この作品好きなんですよね。
一転二転するのが良いです。
透明な螺旋
南房総沖で漂流していた遺体を海上保安庁のヘリが発見した。
身元を示すものがない銃殺された遺体だった。
警察に照会が行われた結果、上辻亮太という男性で、同居女性によって行方不明届けが提出されていたことがわかる。
しかし、同居女性はアパートにもおらず、職場も休職し行方をくらましていた。
長編+文庫版には、巻末に短篇「重命る(かさなる)」が特別収録されているそうです(私は、単行本で読んだ為ちょっとこれだけ読めてません!その内文庫版買わねばです…)
この作品は、わかる人にはわかる驚きポイントがある作品なんですよね。
それが何なのか?私も書きたいところなんですけど、ネタバレになっちゃうからね…。
感慨深い作品でしたよ。
ということで、以上ガリレオシリーズの作品一覧でした!