こんにちは!
今回は、有栖川有栖さんの江神二郎シリーズ(学生アリスシリーズ)の作品一覧やEMCのメンバー、簡単なあらすじのご紹介です!
江神二郎シリーズ(学生アリスシリーズ)とは
ちなみに、江神二郎シリーズ(学生アリスシリーズ)とは、英都大学推理小説研究会(EMC)部長の江神二郎が、部員の有栖川有栖たちとともに遭遇した事件の謎を解き明かしていくミステリシリーズのことです。
長編は、全てクローズドサークルものという特徴があるシリーズでもあります。
英都大学推理小説研究会(EMC)のメンバー
江神二郎 部長 文学部哲学科の四回生でもう7年もの間、英都大学に籍を置いている
有栖川有栖 語り手 法学部 1回生→3回生
織田光次郎 経済学部 2回生→4回生
望月周平 経済学部 2回生→4回生
有馬麻里亜 法学部 アリスとは学籍番号が一つ違いで語学のクラスも一緒
作品一覧
月光ゲーム
矢吹山のキャンプ場に来た英都大学推理小説研究会の面々は、噴火によって、他のグループの学生たちとともに閉じ込められてしまう。
そして、陸の孤島と化したその場所で、次々と人が殺されていってしまいます。
シリーズ第1作目にして、有栖川さんのデビュー作でもあります!
孤島パズル
マリアの伯父の別荘のある嘉敷島にやってきた英都大学推理小説研究会の江神、アリス、マリアの3人。
しかし、殺人事件が起き、外部へ助けを求める道も断ち切られてしまいます。
前作では、まだいなかったマリアが登場します。
双頭の悪魔
マリアの父親から、四国の山奥にある芸術村とも呼ばれる木更村から戻らない、娘マリアを連れ戻してほしいと頼まれた英都大学推理小説研究会の面々。
それを受け、木更村まで行くがマリアには会わせてもらえない。
こうなったらと4人は作戦を練り、大雨の中木更村に潜入、何とか江神がマリアと再会を果たす。
しかし、大雨で木更村をつなぐ橋が落ち、木更村は陸の孤島と化してしまう。
そして、木更村で捕らえられ民宿のある夏森村に送り返されてしまったアリス、織田、望月のいる夏森村、江神、マリアのいる木更村の双方で殺人事件が起こってしまいます。
この作品は、私、簡単なあらすじすら読まずに読み始めちゃったんで、陸の孤島になった木更村の江神と、夏森村に帰ってしまったアリスという離れてしまった二人に、え?って思ったんですよね。
この二人だけはいつも一緒なんじゃ…?
今回は、マリアがアリスのポジション?とか思ってたら
なんと、江神、アリスの双方がいる場所で殺人事件が起こるっていう。
うおーこれは面白いなーとテンションがあがりました!
そして、そんなこんなですから、読者への挑戦状も3回もついていて、大変読みごたえのある作品になっていまして。
真相にも満足で、とても面白い作品でしたよ。
女王国の城
ふらりといなくなった江神を心配して、木曾山中の神倉に向かった面々。
神倉には人類協会総本部があり、そこに向かって歩いていたという情報を得て、アリスたちも向かう。
なんとか、江神とは会えたもののそこで殺人事件が起きてしまった上に、協会の人間によって閉じ込められてしまいます。
シリーズの中で特におすすめるなら、双頭の悪魔かなって思うんですけど、私は女王国も面白かった記憶があります。
謎解きはもちろん、途中の逃走劇も個人的になんか凄く面白かったです。
江神二郎の洞察
収録作品「瑠璃荘事件」「ハードロック・ラバーズ・オンリー」「やけた線路の上の死体」「桜川オフィーリア」「四分間では短すぎる」「開かずの怪」「二十世紀的誘拐」「除夜を歩く」「蕩尽に関する一考察」
アリスの入学からマリアの入部までの一年を描いた短編集です!
ちなみにこんな短編もあります
「老紳士は何故……?」
「競作 五十円二十枚の謎」に収録
この「老紳士は何故……?」という作品は五十円玉二十枚の謎をテーマにプロ作家さんと一般公募した作品を掲載したアンソロジー「競作 五十円二十枚の謎」に収録されている江神たちが登場する短編です。
いやー実は読んだ当時、江神シリーズまだ読んでなかったので、最近読み返してびっくりしました笑
まぁ、これは参考までにということで。
ということで以上、江神二郎シリーズのご紹介でした!
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