こんにちは!
今回は、クローズド・サークルもののミステリー小説のおすすめ作品をご紹介したいと思います!
クローズド・サークルもののミステリー小説のおすすめ作品
十角館の殺人
綾辻行人
九州の孤島を訪れたミステリ研の7人が次々と殺されていきます。
館シリーズの第1作目です。
恐らく私が初めて読んだクローズド・サークルもののミステリー小説だと思われます。
初めて読んだのがこの作品で良かった!そう思える名作でした!
迷路館の殺人
綾辻行人
作家の宮垣葉太郎に招待された面々が、地下の館迷路館に閉じ込められ、次々と殺されていくというお話です。
館シリーズの第3作目です。
めっちゃ面白いです。
大好きな作品です。
ちなみに館シリーズには、他にもクローズド・サークルものがあるんですが(上2つは私の特におすすめな作品)クローズド・サークルもの以外は…とかってことでなければ、どうせなら十角館から刊行順に読んでっちゃうのが一番いいかと思いますよ。
どの作品も面白いおすすめシリーズなので。
霧越邸殺人事件
綾辻行人
信州へ来ていた劇団「暗色天幕」のメンバーは帰りの道程吹雪にあい道に迷う。
そんな時現れた、霧越邸と呼ばれる不思議な洋館。
助けを求め洋館の中へ入れてもらったメンバーだったが、次々と殺人事件が起こり…というお話です。
星降り山荘の殺人
倉知淳
雪で閉ざされた山荘で殺人事件が起こります。
やられたなぁとも思いましたし、論理的に謎を解き明かしていくミステリとしても面白い作品でした。
月光ゲーム
有栖川有栖
有栖川有栖、江神二郎たち英都大学推理小説研究会は、矢吹山のキャンプ場に来ていた。
しかし、噴火によって、同じくキャンプ場に来ていた他のグループの学生たちとともに閉じ込められてしまう。
そして、クローズド・サークルと化したその場所で、次々と人が殺されていき…というお話です。
江神二郎シリーズ(学生アリスシリーズ)の第1作目です。
楽しく過ごしていたキャンプから一転噴火はするわ、先に下山したかもしれない一人は巻き込まれたかもしれないわ、次々と殺人が起きるわ、あれやこれやで目が離せなかったです。
江神の推理も、なるほどなぁと楽しんで読めました。
2作目の孤島パズル、3作目の双頭の悪魔、4作目の女王国の城もクローズドサークルものです。
どの作品も面白いおすすめシリーズです。
インシテミル
米澤穂信
ある人文科学的実験の被験者になった12人の男女が、暗鬼館という実験用の施設の中で、より多くの報酬を巡り被験者たちで殺し合うゲームに参加させられることになってしまいというお話です。
作られた施設に閉じ込められた上に、殺し合いのゲームという設定が怖いなぁと思いつつも面白かったです。
そして、設定だけじゃなくて、ミステリーとしてもきっちり面白かったのが良かったです。
すべてがFになる
森博嗣
孤島で起きた殺人事件にゼミ旅行で島を訪れていたN大の助教授、犀川創平と教え子の西之園萌絵が挑みます。
超おすすめシリーズの第一作目です。
そして二人だけになった
森博嗣
世界最大級の吊り橋であるA海峡大橋のアンカレイジの内部に設置されたバルブと呼ばれる空間。
そこに集まった6人が閉じ込められ次々と殺されていく…というお話です。
昔、読んだ時、凄く面白く読んだんですけどね。
ちょっとラストが、ん?つまり、えーと…みたいな感じでして。
まぁ、でも読んでいて凄く面白かったですし、ラストもこれはこれで!と思います。
屍人荘の殺人
今村昌弘
映画研究部の夏合宿に参加したミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介、探偵少女の剣崎比留子。
しかし、ある事情によりメンバーはペンションから出られなくなり、殺人事件まで発生してしまいます。
閉じ込められる事情って、嵐とか雪とか、そうじゃなくてもあれこれありますけど、ミステリーで、そういう理由でくるとはなぁと驚きました。
読んでいてドキドキハラハラしましたし、その設定をうまいこと使っていて凄いなぁと思いました。
魔眼の匣の殺人
今村昌弘
屍人荘の殺人シリーズ第2作目です。
魔眼の匣を訪れた9人が、電話は通じず唯一の行路である木橋が燃え落ちてしまい閉じ込められてしまいます。
サキミに告げられる予知。この予知の使い方が面白かったです!
作り込まれた作品でしたね。
兇人邸の殺人
今村昌弘
屍人荘の殺人シリーズ第3作目です。
本作では、助けも呼べるし脱出も出来るんですけど、兇人邸にいる事情を抱えた人間たちは外に助けは求めたくない。
そして、脱出をすれば外にいる人たちに犠牲者が出てしまう…だからとりあえず中に留まるしかないというクローズドサークルです。
怖さがあって(切なさもありましたけど)なるほどなーってところもあってすごく面白かったです!
螢
麻耶雄嵩
かつて6人が惨殺されるという事件が起きた、京都の山あいにあるファイアフライ館をサークルの合宿で訪れた学生たち。
しかし、そこで殺人が起こり外とは連絡が取れなくなってしまった上に、嵐の影響で館に閉じ込められてしまいます。
少し怖い雰囲気にミステリーとしても面白くて、私は好きなんですよねぇ。
夏と冬の奏鳴曲
麻耶雄嵩
20年前、真宮和音という女優の魅力に憑かれた4人の同窓会が、かつて共同生活を送っていた孤島和音島で開かれる。
記者の烏有はアシスタントの桐璃とともに取材の為、和音島を訪れるが、殺人事件が起き、島に閉じ込められてしまいます。
私には難し過ぎた作品です。
なので、検索しましたよ!私は!
それで、あー…なるほどー?ってなって、また読み返してみて。
色々味わい深い作品だなぁと思いました。
みなさんにおすすめという感じではなく、お好きな方は凄い好きなんだろうなという感じの作品です。
紅蓮館の殺人
阿津川辰海
高校2年の僕と葛城は、小説家の財田雄山の屋敷に向かう途中で、山火事に巻き込まれる。
避難させてもらう為に山を登り、たどり着いたのは財田雄山の館だった。
しかし、そこで救助を待つ間、館に住むつばさが吊り天井の下敷きになって発見されるというお話です。
炎が迫るという命の危機と、そんな中、様々な思惑が絡み合いながら進んでいくので、飽きさせないんですよねぇ。
ミステリー・アリーナ
深水黎一郎
孤島の館で起きた殺人事件を国民的娯楽番組ミステリーアリーナでミステリーファンたちが謎解きに挑みます。
解答者が次々と出す答えが楽しかったです。
ジェリーフィッシュは凍らない
市川憂人
6人が乗った小型飛行船ジェリーフィッシュの航空試験中にメンバーの1人である教授が毒殺とおぼしき姿で発見される。
そして、飛行船は雪山に閉じ込められてしまい…というお話です。
いやもう見事な作品でしたね!
方舟
夕木春央
地下建築で一夜を過ごすことになってしまった柊一たち9人は、地震によって閉じ込めらた上に、水の流入で建物がそう遠くないうちに水没するという危機に陥っていた。
その状況を脱出する為には誰か1人を犠牲にしなければいけない。
そんな最中、殺人が起きる。
生贄には、殺人犯がなるべきだ。
タイムリミットまで1週間、それまでに柊一たちは犯人を見つけなければいけないーというお話です。
地下建築に閉じ込められてしまい、そこで殺人が起きる。しかも脱出するのには、犠牲が必要という、お腹が痛くなっちゃう状況の作品。
でも、そこが面白くて、一体どうなるのかなーって一気に読んじゃいましたよ。
久々にインパクトのあるミステリ読んだなぁという感じでした。
そして扉が閉ざされた
岡嶋二人
亡くなった遊び仲間の女性の母親によって地下シェルターに閉じ込められた4人が、脱出を試みながら女性の死の真相を探っていくというお話です。
息が詰まるような状況の中、脱出はうまくいくのか?回想をしながら探る真相とは??と、先が気になって読んでしまう作品だと思います。
今現在のミステリ読みの方には、どうなのかはわからないですけども、当時の私には(読んだのはかなり昔です)真相が衝撃的で、その後もたまに思い出すくらいの作品でした。
仮面山荘殺人事件
東野圭吾
八人が集まる森崎家の別荘に銀行強盗が逃げ込んだ。
そして、そんな最中、銀行強盗がやったとは思えない状況で一人が殺されてしまい…というお話です。
これは、最後の最後まで気が抜けないタイプの作品でしたね。
奇岩館の殺人
高野結史
孤島にある奇岩館を舞台に、実際に殺人が行われるリアル・マーダー・ミステリーのバイトに採用されてしまったことを知った「佐藤」は、殺される前に探偵を見つけ、ゲームを終わらせようするが…というお話です。
新しい感じ!
金雀枝荘の殺人
今邑彩
密閉された館の中で、五人のいとこたちと管理人が殺される。
事件から一年後、真相を探るため、五人の兄弟やいとこたちが集まるが…というお話です。
間違いのない本格ミステリという感じ。
あと、ラストまで読んでこそなんですけど、最初の序章という名の終章が良かったです。
そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティ
孤島に招きよせられた十人の男女が、童謡の歌詞通りに次々と殺されていきます。
ここに書くのに久しぶりに読み返してみたんですけど、やっぱり凄かったですわ。
色褪せない名作です。
ということで以上、クローズド・サークルもののミステリー小説のおすすめ作品でした。