こんにちは!
今日は、宮部みゆきさんの江戸怪談シリーズ!三島屋シリーズの読む順番をご紹介したいなと思います。
三島屋シリーズとは
ちなみに、三島屋シリーズとは、江戸は神田、筋違御門先にある袋物屋三島屋の黒白の間で行われる風変わりな百物語を描いたシリーズのことです。
黒白の間で語られる怖くて不思議な昔語りがめちゃくちゃ面白いシリーズでございます。
私はもう毎回、のめり込むように読んでしまいます。
もうね、いちいち宮部さんは物語や細やかな人の機微を描くのが本当にうまいなぁと、わかっちゃいるんですけど読む度に感心してしまいます。
そして、語り手の物語だけではなく聞き手側のおちかの物語もまた目が離せなくて。
個人的には、宮部さんの時代物の中でも一、二を争うのでは?というくらい大好きなシリーズです。
さて、そんな大好きな三島屋シリーズ。
以下読む順番のご紹介です!
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三島屋シリーズの読む順番
※短編ではありますが、聞き手側の物語もあるので、刊行順、この一覧の順に読んでいくのが一番いいと思いますよ。
※文庫版については、2025年1月13日現在シリーズ8作目の「よって件のごとし」まで刊行されています。
1 おそろし 三島屋変調百物語事始
曼珠沙華 凶宅 邪恋 魔鏡 家鳴り
ある事件を境にぴたりと他人に心を閉ざしてしまった十七歳のおちか。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。
2 あんじゅう 三島屋変調百物語事続
逃げ水 藪から千本 暗獣 吼える仏
ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。
3 泣き童子 三島屋変調百物語参之続
魂取の池 くりから御殿 泣き童子 小雪舞う日の怪談語り まぐる笛 節気顔
男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話
4 三鬼 三島屋変調百物語四之続
迷いの旅籠 食客ひだる神 三鬼 おくらさま
十三歳の少女は亡者の集う家の哀しき顛末を、絶品の弁当屋の店主は夏場に休業する理由を、そして山陰の小藩の元江戸家老は寒村に潜む鬼の秘密を語る。
5 あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
開けずの間 だんまり姫 面の家 あやかし草紙 金目の猫
悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった
※ちなみにこの第5作目をもっておちかが卒業、聞き手が交代します。
6 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続
泣きぼくろ 姑の墓 同行二人 黒武御神火御殿
三島屋に持ち込まれた謎めいた半天をきっかけに語られたのは、人々を吸い寄せる怪しい屋敷の話だった。
7 魂手形 三島屋変調百物語七之続
火焰太鼓 一途の念 魂手形
少年時代を木賃宿で過ごした老人が三島屋を訪れた。迷える魂の水先案内を務める不思議な水夫に出会ったことがあるという――。
8 よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続
賽子と虻 土鍋女房 よって件のごとし
老人はかつて暮らした村でおきた「ひとでなし」にまつわる顛末を語りだす――。
9 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続
青瓜不動 だんだん人形 自在の筆 針雨の里
行く当てのない女達のため土から生まれた不動明王。悲劇に見舞われた少女の執念が生んだ家族を守る人形。描きたいものを自在に描ける不思議な筆。そして、人ならざる者たちの里で育った者が語る物語。
新刊「猫の刻参り」はいつ出る?
シリーズ10作目!「猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続」は、2025年2月19日に発売予定です!
江戸は神田三島町にある三島屋の次男坊富次郎は、変わり百物語の二代目聞き手。飼い主の恨みを晴らす化け猫、命懸けで悪党壊滅に挑む河童、懺悔を泣き叫ぶ山姥が登場する客人の身の上話を聞いている。一方、兄・伊一郎の秘密の恋人が出奔。伊一郎の縁談を巡って、三島屋は大騒動に巻き込まれてしまう。
まとめ
三島屋シリーズの読む順番は
おそろし→あんじゅう→泣き童子→三鬼→あやかし草紙→黒武御神火御殿→魂手形→よって件のごとし→青瓜不動
の順です。
ということで以上、宮部みゆきさんの三島屋シリーズの読む順番のご紹介でした!
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