今回は、新しい作品に絞っておすすめのミステリー小説をご紹介したいなと思います。
おすすめミステリ小説
方舟
夕木春央
友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、水が流入しはじめた。いずれ「方舟」は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまでおよそ1週間。生贄には、その犯人がなるべきだ。――犯人以外の全員が、そう思った。
この作品は、近年刊行された中で、1、2を争うくらい印象に残ってる作品です。
インパクトがありましたね!
変な家
雨穴
知人が購入を検討している都内の中古一軒家。 開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に 「謎の空間」が存在していた。知り合いの設計士にその間取り図を見せると、 この家は、 そこかしこに 「奇妙な違和感」が存在すると言う。不可解な間取りの真相とは!?突如消えた元住人は一体何者!?
家の間取り図の謎っていうのは新鮮でしたねー!
解き明かされた答えも楽しめました!
忌名の如き贄るもの
三津田信三
「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた殺人事件に名(迷)探偵刀城言耶が挑む。
刀城言耶シリーズ最新作です。
シリーズ1冊だけ、読めてないんですけど、他は全部読んだ私の中で、これはトップ3に入るかも!って作品でしたねー。
ミステリとしても、ホラーとしても良くて(特にホラー感が良かったな)気に入りました。
屍人荘の殺人
今村昌弘
神紅大学ミステリ愛好会会長であり『名探偵』の明智恭介とその助手、葉村譲は、同じ大学に通う探偵少女、剣崎比留子とともに曰くつきの映画研究部の夏合宿に参加することに。合宿初日の夜、彼らは想像だにしなかった事態に遭遇し、宿泊先の紫湛荘に立て籠りを余儀なくされる。全員が死ぬか生きるかの極限状況のもと、映研の一人が密室で惨殺死体となって発見されるが、それは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。
かけ合わさってるものが面白いです。
medium 霊媒探偵 城塚翡翠
相沢沙呼
死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り――。
真相がいいです。
こういう答えが出てくるのが楽しくて、ミステリを読んでいるんだよなーと思いました。
白鳥とコウモリ
二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。捜査線上に浮かんだ倉木達郎は、一九八四年に愛知で起きた金融業者殺害事件と繋がりがある人物だった。そんな中、突然倉木が二つの事件の犯人と自供。事件は解決したと思えたが。「あなたのお父さんは嘘をついています」。被害者の娘と加害者の息子は、互いの父の言動に違和感を抱く。
白鳥とコウモリは、先が気になってぐいぐい読んじゃう作品でしたね。
ちなみに近年刊行だと、加賀恭一郎シリーズの最新作も面白かったです。
と、今日はここまでで。
また、ちょっとずつ追加していきますので、よろしくお願いします。
私の場合気づいたら2026年とかになってそうですが、頑張ります!