【京極夏彦】百鬼夜行シリーズの作品一覧!

2025年4月14日月曜日

ミステリー小説

こんにちは!


今日は、京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズの全作品を一覧にしてご紹介です!


百鬼夜行シリーズとは


ちなみに、百鬼夜行シリーズ(本編)は古本屋の店主で陰陽師の中禅寺秋彦(京極堂)が憑き物落としをしていくという作品です!

(※番外編については、一覧の方で説明しますね!)


いやもうめっちゃ面白いシリーズでしてね。


文章力の凄さ、京極堂の話やストーリーの面白さ、キャラも魅力的で取っつきやすいので、一見分厚くて読みづらそうに見えるんですけど、これがね、外側から受ける雰囲気より読みやすいんですよ。

とりあえず私みたいなのでも理解してるかは甚だ怪しいですが面白く読めてるので、構えず手にとって欲しいなぁと思います!


さて、そんな百鬼夜行シリーズ。

まず本編からご紹介していきたいと思います。


百鬼夜行シリーズ本編一覧


姑獲鳥の夏


東京・雑司ヶ谷(ぞうしがや)の医院に奇怪な噂が流れる。娘は20箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津(えのきづ)らの推理を超え噂は意外な結末へ。


魍魎の匣

 

箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物――箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物(つきもの)は落とせるのか!?


狂骨の夢


夫を4度殺した女、朱美(あけみ)。極度の強迫観念に脅える元精神科医、降旗(ふるはた)。神を信じ得ぬ牧師、白丘。夢と現実(うつつ)の縺(もつ)れに悩む3人の前に怪事件が続発する。海に漂う金色の髑髏(どくろ)、山中での集団自決。遊民、伊佐間、文士、関口、刑事・木場らも見守るなか、京極堂は憑物を落とせるのか?


鉄鼠の檻

忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」……。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者――骨董屋・今川、老医師・久遠寺(くおんじ)、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。


絡新婦の理


当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな――2つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。房総の富豪、織作(おりさく)家創設の女学校に拠(よ)る美貌の堕天使と、血塗られた鑿(のみ)をふるう目潰し魔。連続殺人は八方に張り巡らせた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、搦め捕る。中心に陣取るのは誰か?


塗仏の宴 宴の支度

塗仏の宴 宴の始末

「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。「知り――たいです」。答えた男女は己を失い、昏(くら)き界(さかい)へと連れ去られた。非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出(そうしゅつ)した東洋風の胡乱(うろん)な集団6つ。15年を経て宴の支度は整い、京極堂を誘い出す計は成る。


陰摩羅鬼の瑕

「おお! そこに人殺しが居る!」探偵・榎木津礼二郎は、その場に歩み入るなりそう叫んだ――。嫁いだ花嫁の命を次々と奪っていく、白樺湖畔に聳える洋館「鳥の城」。その主「伯爵」こと、由良昂允(こういん)とはいかなる人物か? 一方、京極堂も、呪われた由良家のことを、元刑事・伊庭から耳にする。


邪魅の雫

江戸川、大磯で発見された毒殺死体。2つの事件に繋がりはないのか。小松川署に勤務する青木は、独自の調査を始めた。一方、元刑事の益田は、榎木津礼二郎と毒殺事件の被害者との関係を、榎木津の従兄弟・今出川から知らされる。


鵼の碑

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。妖光に翻弄される学僧。失踪者を追い求める探偵。死者の声を聞くために訪れた女。そして見え隠れする公安の影。発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。


以上が本編です。


本編のおすすめ作品


番外編にいく前に、せっかくなので本編のおすすめ作品を書いておこうかなと思います。

私が特に好きなのは魍魎の匣絡新婦の理ですね!(鉄鼠も好きだし、姑獲鳥の夏もいいんだけど)

ちなみに、絡新婦の理ついては、百鬼夜行シリーズ大好きだった家族にどれが一番か聞いたら、絡新婦の理って言ってたんで、うちでは2票ということで、おすすめです笑


百鬼夜行シリーズ番外編一覧


さて、それでは番外編です。


百鬼夜行 陰

人にとり憑く妄執、疑心暗鬼、得体の知れぬ闇。それが妖怪となって現れる。『姑獲鳥の夏』ほか名作の陰にあった物語たちを収める。


百鬼夜行 陽

京極堂シリーズを彩る男たち、女たち。彼らの過去と因縁を「妖しのもの」として物語るスピンオフ・ストーリーズ第二弾。


本編に登場した人たちのサイドストーリーです。


百器徒然袋 雨

そうだ!  僕だ。お待ちかねの榎木津礼二郎だ!    「推理はしないんです。彼は」。知人・大河内の奇妙な言葉にひかれて神保町の薔薇十字探偵社を訪れた「僕」。気がつけば依頼人の自分まで関口、益田、今川、伊佐間同様“名探偵”榎木津礼二郎の“下僕”となっていた……。京極堂をも巻き込んで展開するハチャメチャな妖快3篇「鳴釜(なりかま)」「瓶長(かめおさ)」「山颪(やまおろし)」を収録。


百器徒然袋 風

「五徳猫」「雲外鏡」「面霊気」の3篇を収録。


こちらは、本編の主要キャラ、探偵・榎木津礼二郎を主人公にした作品です。

榎木津が無茶苦茶やってる楽しい作品です!

もう私は大好きで、何回も読んでます。

シリアスじゃなくてもいい方には、めっちゃおすすめな作品です!


今昔続百鬼 雲

「あなたーー妖怪お好きですか」。その男は真顔で尋ねる。これぞ多々良勝五郎(たたらかつごろう)大先生。人の迷惑顧みず、怪異求めて六十余州を西東。河童に噛み殺された男、物忌みの村を徘徊する怪人、絶対負けない賭博師、即身仏の神隠し……。センセイの行くところ、およそ信じがたい出来事ばかり待つ。して、その顛末は?


京極堂の友人で妖怪研究家の多々良先生と沼上くんの旅の様子を描いた作品です。


妖怪研究家の多々良先生と沼上くんのやり取りが楽しい肩の凝らない作品です!

私は好きです。


今昔百鬼拾遺 鬼

「先祖代代、片倉の女は殺される定めだとか。しかも斬り殺されるんだという話でした」 昭和29年3月、駒沢野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、怪異と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。


今昔百鬼拾遺 河童

昭和29年、夏。複雑に蛇行する夷隅川水系に、次々と奇妙な水死体が浮かんだ。3体目発見の報せを受けた科学雑誌「稀譚月報」の記者・中禅寺敦子は、薔薇十字探偵社の益田が調査中の模造宝石事件との関連を探るべく現地に向かった。第一発見者の女学生・呉美由紀、妖怪研究家・多々良勝五郎らと共に怪事件の謎に迫るが――。


今昔百鬼拾遺 天狗

昭和29年8月、是枝美智栄は天狗伝説の残る高尾山中で消息を絶った。約2か月後、遠く離れた群馬県迦葉山で女性の遺体が発見される。遺体は何故か美智栄の衣服を身にまとっていた。この謎に、旧弊な家に苦しめられてきた天津敏子の悲恋が重なり合い――。科学雑誌『稀譚月報』記者・中禅寺敦子、代議士の娘にして筋金入りのお嬢様=篠村美弥子、そして、これまで幾つかの事件に関わってきた女学生・呉美由紀が、女性たちの失踪と死の謎に挑む。


※それから、今昔百鬼拾遺には「今昔百鬼拾遺 月」という作品があるんですが、これは今昔百鬼拾遺 鬼、河童、天狗の3冊をまとめて加筆修正したものだそうです。

私は、鬼、河童、天狗のバラ3冊で買ったもので、ちょっとよくわからないんですけど。


こちらは、中禅寺秋彦の妹中禅寺敦子と絡新婦の理に登場した呉美由紀を主人公にした作品です。


以上番外編でした。


これで全部です。

それでは。



このブログを検索

お問い合わせ

何かありましたらこちらのお問い合わせフォームよりお願いします。

QooQ