こんにちは!
今回は、おすすめのイヤミス小説をご紹介したいなと思います!
告白
湊かなえ
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。
湊さんの告白は本当にインパクトがありました。
特に第一章、聖職者を読んだ時のあの感覚は今でも忘れられません。
イヤミスってまずは何から読んだらいい?って方にはこの作品をおすすめしたいです。
愚行録
貫井徳郎
ええ、はい。あの事件のことでしょ? えっ? どうしてわかるのかって? そりゃあ,わかりますよ。だってあの事件が起きてからの一年間、訪ねてくる人来る人みんな同じことを訊くんですから。――幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。池袋からほんの数駅の、閑静な住宅街にあるその家に忍び込んだ何者かによって、深夜一家が惨殺された。数多のエピソードを通して浮かび上がる、人間たちの愚行のカタログ。
たまらなくイヤな感じなんですが面白いです。
私は一気に読んでしまいました。
殺人鬼フジコの衝動
真梨幸子
一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生はいつしか狂い始めた。またひとり、彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか? あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリ。最後の一行を、読んだとき、あなたは著者が仕掛けたたくらみに、戦慄する!
こちらの作品はね、初めて読んだ時イヤな感じが凄すぎて、最後の方疲弊して頭が働くなってましたよ私は笑
イヤなんだけど読んじゃうって作品でしたね!
鬼畜の家
深木章子
「おとうさんはおかあさんが殺しました。おねえさんもおかあさんが殺しました。おにいさんはおかあさんと死にました。わたしはおかあさんに殺されるところでした……」 保険金目当てで家族に手をかけてゆく母親。 巧妙な殺人計画、殺人教唆、資産の収奪…… 信じがたい「鬼畜の家」の実体が、唯一生き残った末娘の口から明らかに。
ミステリーとしても面白かったんですが、イヤ度もかなりのもの。
このページ書くのに読み返そうかなって思ったんですけど、なんか凄いイヤな気持ちになった記憶があって、いや、ちょっと確認するだけにしとこ…ってなったくらいです。
ユリゴコロ
沼田まほかる
ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題されたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。
変わったタイプのイヤミスですね。
イヤミスといえばイヤミスなんですけどね。
あれ?こんな気持ちになるなんて…みたいな読後でした。
誰か
宮部みゆき
菜穂子と結婚する条件として、義父であり財界の要人である今多コンツェルン会長の今多嘉親の命で、コンツェルンの広報室に勤めることになった杉村三郎。その義父の運転手だった梶田信夫が、暴走する自転車に撥ねられて死亡した。葬儀が終わってしばらくしてから、三郎は梶田の娘たちの相談を受ける。亡き父についての本を書きたいという姉妹の思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり始めた彼の前に、意外な情景が広がり始める――。
杉村三郎シリーズというシリーズ作品なんですけど、このシリーズは、なかなか後味が悪いんですよね。
ちなみに、2作目の「名もなき毒」もおすすめです。というか、個人的には「名もなき毒」の方がおすすめなんですけど、2作目からおすすめするのもなんかなと思いまして。
暗黒女子
秋吉理香子
ある女子高で、最も美しくカリスマ性をもつ女生徒が死んだ。一週間後に集められたのは、女生徒と親しかったはずの文学サークルの仲間たち。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へ――。果たして女生徒の死の真相とは?
イヤーの部分もミステリーの部分も、両方がうまく出来てるなぁと思いました。
ということで以上おすすめのイヤミス小説でした!